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婚約指輪の平均予算と値段の相場はいくらぐらい?

お二人の永遠の絆を象徴する婚約指輪。最愛の人に贈る大切な指輪だからこそ、お互いに満足のいく指輪を選びたいものです。
しかし、一口に指輪と言っても「いろいろ種類がありすぎてわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、世間の人たちが婚約指輪の予算をどれくらいで考えていたのか、実際に購入した婚約指輪はどれくらいの値段のものなのか、また、そもそも指輪の値段は何で決まるのかをご紹介します。

【年代別】婚約指輪の購入に想定していた予算

婚約指輪の予算はいくらくらいを想定していましたか?という質問への回答で一番多かったのは、20万円〜30万円という結果になりました。

以下、20代、30代と年代別に詳しく見ていきます。

20代

20代男性では、一番多かったのが20万円〜30万円で23.6%、次に多かったのが10万円〜20万円で23.0%でした。

その差はわずかに0.6%、20万円前後と考えた方がよさそうです。

30代

一方30代男性では、一番多かったのが20万円〜30万円で23.1%、次に多かったのが30万円〜40万円で22.4%となっています。

同じ20万円〜30万円でも、20代は20万円寄り、30代は30万円寄りといえそうです。

新卒入社し、次第に社会経験も経済力もつけていき、結婚が視野に入ってくる様子が見て取れます。

【年代別】婚約指輪の平均購入価格

実際の婚約指輪の平均購入価格は、30万円〜40万円程度が一番多いようです。

安いと感じる人もいれば、高いと感じる人もいるでしょう。

以下20代、30代と年代別に詳しく見ていきます。

20代

20代の人が購入した婚約指輪で一番多かったのは、30万円〜40万円の27.2%でした。次に多かったのは予算通りの20万円〜30万円で20.4%、10万円〜20万円の19.8%です。

元々考えていた予算よりも高めのものを購入する人が多いようです。

30代

30代の人が購入した婚約指輪で一番多かったのは、30万円〜40万円の23.0%、次が20万円〜30万円の24.3%、その次は10万円〜20万円の15.8%と続きます。

20代と30代で購入する指輪の価格帯にあまり大きな違いは見られません。

どちらかというと、金額よりもライフスタイルや好みを重視する人が増えてきているようです。

また、予算よりも実際に買った指輪の方が高いのは、「一生に一度のことだから」と、奮発するケースが多いようです。

「婚約指輪は給料3か月分」は本当?

「婚約指輪は給料3ヶ月分」という話を聞いたことはありませんか?

厚生労働省の調査 によれば、25歳〜29歳男性の平均給与は25万9千円、30歳〜34歳は29万7千円、35歳から39歳は33万5千円となっています

参照:厚生労働省公式サイト

ここまで見てきた婚約指輪の予算の平均も、実際に購入した婚約指輪の金額の平均も、「給料3ヶ月分」より低い状況です。

 

実はこの「婚約指輪は給料3ヶ月分」というフレーズ、もともとは戦後の日本に婚約指輪を定着させるために作られたものでした。

当時は固定相場制で、貴金属の取引の中心はアメリカであったため、日本でジュエリーを販売してい側のキャンペーンの名残とされています。

婚約指輪の値段を左右する要素

とはいえ、やはり金額は大きな判断要素になります。 では、婚約指輪の値段は何で変わるのでしょうか。

ダイヤモンドのグレード(4C)

まず、大きく影響するのが、ダイヤモンドのグレードです。

ダイヤモンドは、Carat(カラット、重さ)、Color(カラー、色)、Clarity(クラリティ、透明度)、Cut(カット、研磨状態)の4つの要素でグレードが決まります。 4つ要素があり、それぞれ頭文字がCであることから、4Cとも呼ばれます。

それぞれの要素について、見ていきましょう。

 

Carat(カラット):重さ

「カラット」とは、宝石全般の重さを測る時に使われる重量単位です。

ダイヤモンドは、1907年のメートル条約で定められたメートルカラット単位で計算し、1.0ct=0.200gと定義されています。

カラットは重さ、大きさの問題なので、見た目にもわかりやすい基準です。

 

しかし、単純に同じ重さだから同じ価値というわけではありません。

その他の条件が同じ0.1カラットのダイヤモンド10個と、1.0カラットのダイヤモンド1個では、重量は同じですが、1.0カラットのダイヤモンドの方が価値は上になります。

大きければ大きいほど、そのサイズのダイヤモンドを採掘できる原石が少なくなるので、価値は高まります。

 

Color(カラー):色

カラーは、ダイヤモンドの地色です。GIAという鑑定機関の評価基準では、DからZまでの23段階で評価されます。

Dはほぼ無色透明で、Zに近づくにつれ、色味が感じられるようになります。

D・E・Fが「無色」とされて人気のダイヤモンドの証です。

 

「ピンクダイヤモンド」「イエローダイヤモンド」などの、色がついたダイヤモンドは、無色透明のダイヤモンドとは区別され、また異なった評価軸で評価されます。

 

こちらの記事では、ダイヤの中でも希少と言われている「ピンクダイヤモンド」について、解説しています。

「ピンクダイヤモンド」の婚約指輪・結婚指輪を検討されている方は、あわせてご覧ください。

関連記事:希少なピンクダイヤ、石言葉と隠された意味

 

Clarity(クラリティ):透明度

クラリティは透明度のことです。ダイヤモンドの中に、内包物と疵が相対的にどれくらい含まれているかで評価がつきます。

内包物とは、ダイヤモンドが地中で形成される時に混入した異物や、裂け目や割れ目といった結晶構造の歪みを指す用語です。

一方、疵はダイヤモンド表面の擦り傷や欠けのことです。

 

クラリティは、FL・IF・VVS1・VVS2・VS1・VS2・SI1・SI2・I1・I2・I3の11段階で評価され、FLが一番の高評価となります。

婚約指輪のダイヤモンドとしてはFLからVVS2が人気です。

 

Cut(カット):研磨状態

カットは、ダイヤモンドの輝きやきらめきを決める大事な要素です。

鑑定機関によって評価軸は異なりますがGIACGLでは、プロポーション(形)、シンメトリー(対称性)、ポリッシュ(磨き)の3要素で評価され、Excellent・VeryGood・Good・Fair・Poorの5段階で評価がつきます。

 

Excellentは更にトリプルエクセレントハート&キューピッド・エクセレントハート&キューピッド・エクセレントの3つに分類されます。

婚約指輪のダイヤモンドとしては、Excellentのものが人気です。

指輪のデザイン

次に価格に影響するのが影響するのが指輪のデザインです。 細かい装飾が入っていたり、ダイヤモンドがたくさん使われていたりすれば、その分価格はあがります。

ここでは、人気のデザインがどのようなものかご紹介します。

 

ソリテール

ソリテールは、アーム(指を通すわっかの部分)の中央にダイヤモンドを1粒あしらった、シンプルながらダイヤモンドの美しさが引き立つ、気高いデザインの指輪です。

「婚約指輪」と言われてイメージする人が一番多いのもソリテールではないでしょうか。

ソリテールは「ソリティア」とも呼ばれ、フランス語の「solitaire(単独)」が語源になっているとされています。

 

ソリテールはいつまでも飽きのこないデザインなこともあり、婚約指輪として根強い人気を誇っています。

普段もつけておきたいという人は、石座(石を留める台)を低めにする、ダイヤモンドを小さめにする、角がとがった爪(石を留める金具)や厚みのある爪は避けるなどするとよいでしょう。

 

メレ

「メレダイヤ」とは小粒のダイヤモンドを指します。しかし、「メレリング」といった時には、ソリティアリングのダイヤモンドの両脇に小さいダイヤモンドをつけたようなデザインの指輪を指すことが一般的です。

 

「アクセントソリティア」「サイドストーン」などとも呼ばれます。フランス語の「Melee(小粒石)」が語源となっており、シンプルなデザインが愛され続けています。

こちらも普段使いしたい場合は、石座の高さやダイヤモンドのサイズなどに気を付けるとよいでしょう。

 

パヴェ・エタニティ

パヴェリングとは、メインとなる一粒のダイヤの周りに、メレダイヤを敷き詰めたデザインの指輪です。

「pave(石畳)」が語源とされています。 一方のエタニティリングは、リングのアーム(指を通すわっかの部分)に小粒のダイヤを一列にずっと並べたデザインのものです。

ダイヤの粒が大きめであれば派手な印象に、小さめであれば控えめな印象に変わります。

エタニティ、とは、英語で「永遠」の意味を指します。

 

元々は結婚記念日に夫が妻に贈る指輪として人気がありましたが、比較的カジュアルな婚約指輪の人気に伴い、注目されるようになりました。

永遠の愛を誓う、という意味でも、婚約指輪にふさわしいデザインと言えるでしょう。

素材

また、婚約指輪の価格には素材も影響します。 婚約指輪には、丈夫さの面からプラチナが選ばれることが多かったのですが、最近はゴールドも人気があります。

 

プラチナ

プラチナは品質が安定していることから、婚約指輪・結婚指輪によく用いられています。

酸やアルカリ、水銀にも反応せず、熱に強いのが特徴です。

また、素材としても比較的柔らかいので加工しやすいのも、婚約指輪・結婚指輪には向いています。

プラチナはPt900、Pt950のような形で含有率が表されます。

 

Pt1000になるとプラチナ100%ということになりますが、やわらかすぎて傷だらけになってしまうので、バラジウムやイジリウムを混ぜたPt900やPt950を使うことが一般的です。

シルバーのように酸化することもなく、ダイヤモンドとの相性もいいのが、婚約指輪に選ばれる理由です。

 

ゴールド

ゴールドは近年婚約指輪・結婚指輪の素材として人気があります。特にイエローゴールドやピンクゴールドは日本人の肌に馴染みがよく、優しい印象を与えるので、婚約指輪を普段使いしたい人にはおすすめです。 ゴールドは変色・腐食しづらく、市場価値も高いことからも婚約指輪にはおすすめです。

 

ゴールド100%だとやわらかすぎるので、他の金属を混ぜた18金、14金、10金などが使われます。 最近では、プラチナとゴールドを組み合わせたコンビネーションデザインも人気があります。

ブランド

どこのブランドで購入するかも影響します。ブランドの指輪には、貴金属としての価値に加えてそのブランドが培ってきた歴史や伝統、社会的価値があります。その分価格も高くなります。

 

こちらの記事では、婚約指輪が買える場所をはじめ、購入前に準備しておいた方がいいこと、人気のデザイン、婚約指輪の相場まで幅広く解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:婚約指輪はどこで買う?購入前の準備のポイントも紹介

二人の希望を婚約指輪に

ここまで婚約指輪の平均予算、平均購入価格、婚約指輪の価格を決める要素について見てきました。 平均予算よりも、平均購入価格の方が上であることがわかりました。

しかし、あくまでもこれらは平均であり、最優先すべきなのはふたりの婚約指輪に対する要望や、ふたりの価値観です。

この記事を参考に、お二人だけの婚約指輪を購入してみましょう。

 

レガンは札幌を中心に展開する、ブライダルジュエリー専門店です。

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専門知識のあるスタッフが、アドバイスさせていただきます。

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監修者

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北海道に店舗を構えるブライダルジュエリーレガンの編集スタッフが、婚約指輪や結婚指輪などの情報を発信しています。

本記事が初めて婚約指輪や結婚指輪を購入する方の後押しになれればと考えています。

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