安い結婚指輪はダメ?後悔しないためのポイントも解説
結婚指輪をみていると、2本合わせて10万円を切るようなお求めやすいものから、数十万円するような高級品まで、さまざまです。
「あまりつける予定もないし」「結婚式で使うから買うけど、その後のことはあまり…」という人も多いのではないでしょうか、そういう人たちが、「安いものでも十分なのでは?」と考えるのも無理はありません。
しかし、「安い結婚指輪はダメ」という意見も見かけます。
この記事では、安い結婚指輪がダメな理由を明らかにします。結婚指輪を「割安」に用意する方法もご紹介しますので、結婚指輪の購入を考えている人は、是非参考にしてみてください。
安い結婚指輪はダメ?
「安い結婚指輪はダメ」と言われることがありますが、そんなことはありません。ただし、価格が高いものには、高いだけの理由があります。
例えば同じ銀色の見た目でも、高価なプラチナは傷や腐食に強く、長く着用するのに向いていますが、比較的安価なシルバーはすぐに変色してしまいます。
また、プラチナには希少性もあります。そのため、結婚指輪の地金にはプラチナが好まれるのです。
せっかく一生添い遂げようと決意したパートナーと結婚指輪を用意することになったわけですから、価格だけでなく、材質やデザインにも目を向けて、後悔せずに長く使い続けられるものを選びましょう。
「安い結婚指輪はダメ」と言われる理由
では、なぜ「安い結婚指輪はダメ」と言われるのでしょうか。先に述べたように、安い結婚指輪がダメというわけではありません。
しかし、「安い結婚指輪はダメ」という人にも、それなりの理由があります。
ここでは、代表的なものを3つ取り上げます。
親が不安になる可能性があるから
まずひとつ目の理由は、「親が不安になる可能性があるから」です。
夫婦共働きが当たり前の世の中になったとはいえ、特に新婦側の親は、相手の経済的基盤を気にしがちです。
結婚という人生の大きな節目の記念品である結婚指輪が、世間の相場と比べて大変に安価なものだと、「この人は経済的基盤がないのではなかろうか」「収入はあっても、実は大変なケチで、家族にお金を回そうとしないのでは」と不安になる可能性があります。
せっかくの結婚生活のスタートなのに、相手の親からの心象を悪くするのは避けたいところです。
安い指輪は劣化が早いから
冒頭でも述べましたが、安いものには安いなりの理由があります。
プラチナは銀に比べて傷や侵食に強いというメリットがあります。
また、銀は一度熱を加えて加工してしまうと、再加工するのが難しいのに対し、プラチナは一度成形したあとでも再加工が容易なので、痩せたから号数を下げたいなどという要望に応えることができます。
また、安価なものは、高価なものに比べて仕事が雑な場合があります。
例えば埋め込んであるダイヤモンドの固定具合が甘くて、長年使っているうちに取れてしまったなどということが起こり得ます。
購入時に支払う金額は大きくても、長い目で見れば、高価な結婚指輪の方がコストパフォーマンスがいい場合も多いのです。
結婚指輪は一生つけるものだから
最後に挙げる理由は、「結婚指輪は一生つけるものだから」です。
前に挙げた「安い指輪は劣化が早いから」と重なる部分もありますが、一生つける指輪だから、使い続けられるだけの品質を結婚指輪に求めたいということです。
安い結婚指輪は、スペックの何かを犠牲にしてその価格を実現している可能性があるため、一生使い続けるのに耐えられるだろうかという懸念点が出てきます。
また、「婚約指輪は給料3ヶ月分」などと言われていた時代もありました。
これは日本で婚約指輪という文化を浸透させたかったメーカーの宣伝文句だったわけで、実際にはそこまでの金額ではないにせよ、婚約指輪や結婚指輪にはある程度のお金をかけるもの、という世間のイメージはまだまだ強いのです。
安い結婚指輪を選ぶメリット
ここまで、「安い結婚指輪はダメ」と言われる理由を見てきました。
しかし、安い結婚指輪にもメリットがないわけではありません。
考えようによっては、安い結婚指輪の方がいいという人もいますし、新生活の始まりで何かと物入りな時期に、経済的負担を抑えられるのは大きなメリットです。
結婚するからとりあえず結婚指輪は買うけど、日常的に着用する予定はない場合も、結婚式と、どうしても結婚指輪をつけていた方がいい場面でだけ使えればいいので、安価であることがメリットになるでしょう。
また、傷つけた時や無くした時の精神的ダメージが小さく済むのもメリットではないでしょうか。 このように、場合によっては、結婚指輪が安いことがメリットになります。
こちらの記事では、結婚指輪の歴史や由来、意味などについて解説しています。結婚指輪を選ぶ前に改めて結婚指輪に込められた意味を理解しておきましょう。
結婚指輪の相場
一般的にいくらぐらいが「安い」結婚指輪ということになるのでしょうか。
ここでは、結婚指輪の相場を引き合いに出してみます。
2023年2月に行われた調査では、2人分の結婚指輪の平均購入価格は21万554円でした。
参考:「みんなのウェディング」
また、購入した指輪の価格帯を見ると、最も多かったのが10万円~15万円の23.3%、続いて20万円~25万円が18.6%、15万円~20万円で16.8%と同程度の割合でした。
ここから察するに、2本で10万円を切るくらいだと「安い」結婚指輪ということになるでしょう。
こちらの記事では、結婚指輪の相場をはじめ、購入方法や購入先など、結婚指輪に関する疑問を解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:結婚指輪の値段の相場は?費用を抑える方法も紹介
安い結婚指輪がおすすめの人
「安い」結婚指輪は2本で10万円をきるくらいだということがわかりました。
では、それくらいの価格帯の指輪は、どのような人におすすめなのでしょうか。 安い結婚指輪をおすすめできるのは、次の人たちです。
- 日常的にはつけないけど、とりあえず指輪は買っておきたい
- 指輪以外のことにお金を使いたい
- 劣化や傷の不安を感じたくない
” 3つめは、安価な結婚指輪の方が傷や劣化はあるのですが、買い替えをしやすいという意味で、おすすめしています。
【後悔しないために】安い結婚指輪を買うときに意識したいこと
次に述べることは、もちろん一般的な価格帯の結婚指輪を買う時にも意識したいのですが、安価な結婚指輪を購入する際には、特に気をつけて欲しいことです。
必ず試着してから購入を決める
必ず試着してから購入を決めるようにしてください。
一般的な価格帯の指輪でも、着用してみたら「イメージしていたのと違う…」ということがよくあります。
安価な結婚指輪は、何かを削って求めやすい価格を実現している場合が多いです。
写真では気づかなかった物足りない部分が、実際につけてみたら目立つということが起きても不思議ではありません。
逆に、試着してみても一般的な価格帯の指輪と遜色ない、特にアラを感じないのであれば、その指輪は「買い」かもしれません。
予算オーバーの指輪も見てみる
買えるか買えないかは別として、予算オーバーの指輪も見てみてください。
予算オーバーの指輪を見た時に、「やっぱりあちらの方が素敵だな」と思うようなら、安価な結婚指輪を購入するのはやめた方がいいかもしれません。
きちんといろいろな指輪をみて、納得した上で安価な結婚指輪に落ち着くのは問題ありません。
しかし、「お金がない」などの理由で、他のものを見ずに選択肢を狭めて結婚指輪を決めてしまった場合、のちのち「やっぱり別のものにすればよかった」と後悔することになる場合もあるでしょう。
どうせ買わない・買えないと思うかもしれませんが、それでも、他の選択肢を知るということは、選べる選択肢に対する満足度を上げるという意味でも大切です。
将来的に買い替えの可能性があることを念頭に置く
将来的に買い替えの可能性があることを念頭に置いておきましょう。
結婚指輪は、一般的に、結婚してから最期の時までつけ続けるものなので、通常の使用であれば40年から50年は使い続けられるように考えられています。
安価な結婚指輪は、どこかでコストを抑えて価格を下げている場合が多いので、耐久性が弱いかもしれません。
しかしそれは使ってみないとわからないことです。ただ、将来的に早く買い替えの時期がくるかもしれない、ということは頭に入れておきましょう。
周りの意見に流されない
これは安価な結婚指輪を購入する時に限ったことではありませんが、周囲の意見に流されていないか、振り返りましょう。
他人の意見に流されて、自分の意見を押し殺してしまうと、のちのち振り返った時に、やっぱり自分の意見に従えばよかった、ということになりがちです。
自分で考えて、今は安価な結婚指輪でいいのだと思えばそれでいいのです。
誰かの意見に流されていると感じたら、もう一度情報収集や、試着などからやり直してみることを通じて、今の自分にとって何がベストな選択肢なのか考え直してみましょう。
結婚指輪をお得に購入するためのポイント
ここでは、相対的に結婚指輪を安く手に入れるために、活用したいポイントを6つご紹介します。どれも特別な知識や技術はいりませんので、活用してみてくださいね。
ポイント①来店時に予算を伝える
来店時に予算を伝えることは重要です。
ホームページ等から来店予約を入れる場合には、備考欄等に記入してもいいでしょう。
具体的な予算を伝えることで、予算を大幅にはみ出したものは勧められづらくなります。 予算と結婚指輪の理想像、優先順位などを紙にメモしておくと、店員さんとの話もスムーズに進みます。
ポイント②ブランドにこだわらない
ブランドにこだわらないことも大切です。
同じグレードの地金で同じようなデザイン・ダイヤモンドのグレードでも、ブランドものになると価格が高くなります。
ブランドにこだわらず、品質を丁寧にチェックすることで、よい品を割安に手に入れられます。
ポイント③シンプルなデザインを選ぶ
シンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
いろいろな装飾がつくと、その分価格も上がりやすくなります。
シンプルなものを選ぶことで、価格を抑えることが可能です。
ポイント④プラチナ以外の素材を選ぶ
プラチナ以外の素材を選ぶことも重要になります。
結婚指輪の定番素材はプラチナです。しかし、プラチナは希少な金属でもあり、プラチナを選ぶと細いごくごくシンプルな指輪でもあっという間に10万円近い金額になってしまいます。
プラチナ以外にもチタンやステンレスなど、傷や腐食に強くて求めやすい価格帯の金属はあります。
そういったものを検討するのも、価格を下げる方法のひとつです。 ただし、チタンやステンレスも万能ではなく再加工しづらいなどの問題点がありますので、そのあたりはよく検討した上で選ぶようにしましょう。
ポイント⑤永久保証のついているお店で購入する
永久保証のついているお店で購入することで、結果的に指輪にかかるコストを抑えることができます。
永久保証がついていれば、サイズ直しやアフターケアの費用がかかりません。
サイズ直しは希望する人の多いアフターサービスのひとつですが、特に保証などがない状態で依頼すると、5000円前後の工賃と、地金代がかかります。
この費用がかからないのは大きな魅力です。
また、永久保証のついているお店の中には、クリーニングも無料というところがあります。
定期的にクリーニングに通えば、指輪のメンテナンスも同時にでき、指輪が長持ちすることになります。
指輪本体の価格が下がるわけではありませんが、長い目でみるとお得なサービスです。
ポイント⑥安くなる時期を狙う
安くなる時期を狙うのもポイントです。 ブライダルジュエリーはその性質上、洋服などのように大々的な値下げセールをすることはありません。
しかし、決算前の2~3月・8~9月や月末、ジューンブライドが迫っている5~6月は、割引クーポンが出たりして、実質的に安くなることがあります。
また、ショッピングモールに入居している店舗の場合、モールの開業記念セールなどに合わせてキャンペーンを行うこともあります。
最近は、どこのジュエリーショップもメールマガジンや公式LINEで自店舗のお得情報を案内しています。
気になるジュエリーショップが見つかったら、登録してみましょう。
こちらの記事では、結婚指輪を付け始めや買うタイミングについて解説しています。安くなる時期を狙うと同時にいつ買うべきなのかの参考にしてください。
関連記事:結婚指輪はいつ買う?意外と知らない、購入やつけ始めるタイミング
こんな選択肢も!結婚指輪をお得に買う方法
ここからは、結婚指輪そのものを安く買う方法をみていきます。
結婚指輪そのものを安くするといっても、どこかのスペックを落とすわけではなく、コストを落とすことで安くする方法です。
中には「そんなことができるんだ!」というものもありますので、参考にしてみてください。
手作りする
結婚指輪を手作りすると、結果的に費用は抑えられるというデータがあります。
購入価格の平均が21万554円なのに対し、手作りの結婚指輪は1本5万円前後と、大変リーズナブルです。
結婚指輪を手作りする人たちは、シンプルなものを好む傾向にあるというのがその理由のようです。
結婚指輪を手作りするのも、結婚前の共同作業ということで人気を集めています。
リーズナブルに、自分たちだけのオリジナルリングが欲しいという人は調べてみてはいかがでしょうか。
セミオーダーで購入する
セミオーダーで結婚指輪を作るメリットのひとつにあらかじめ決めておいた予算に合わせて調整できるということがあります。
既製品だと、ダイヤモンドの数も、グレードも決められているので、その中から選ぶしかありません。
予算にこだわれば、指輪のデザインのどこかを妥協することになります。
一方、フルオーダーだと、選択肢が多すぎて大変になります。
金額とデザインへの満足度のバランスが一番いいのが、セミオーダーで結婚指輪を注文する方法です。
どちらかというと、コストカットして価格を下げるよりも、同じ金額でより好みにあった指輪を手に入れられるコストパフォーマンスをあげる方法かもしれません。
別々のデザインの指輪を購入する
続いての方法は、「別々のデザインの指輪を購入する」です。
最近は、ペアで売られているものでなくても、雰囲気が似ていればOKとすること人も多くなってきています。
ペアで売られているものよりも、少し指輪の幅が細い、似たようなデザインのものを選ぶことによって、ペア感は損なわれず、価格は下げることができたという声もあります。
セットリングを購入する
ブライダルジュエリー専門店や、ブライダルジュエリーのセレクトショップでみられるのが、婚約指輪と結婚指輪がセットになった、セットリングです。
セットリングは、それぞれを単品で購入するよりも割安になることが多いです。
最近は婚約指輪と結婚指輪を重ね付けする人も増えているので、テイストを合わせる意味でもセットで購入するのはメリットが大きくなります。
また、同じお店で購入することで、アフターサポートの窓口も同じになるのも、心強いでしょう。
ネット通販で購入する
実店舗をもたず、インターネット上のみで営業しているお店もあります。
実店舗がないとお店の家賃や人件費がかからないため、その分割安で販売しているところも多いです。
お店がない一番の懸念事項は実際に目で見て確かめられないこと。
これをクリアするために、試着サービスを実施しているお店もあります。
結婚指輪は決して安くない買い物ですし、一生使うものですから、試着サービスを利用して商品をよく見てみましょう。
実店舗へ出向くのと比べると手間はかかりますし、試着に費用が発生する場合もありますが、それでもトータルでは金額を抑えることが可能になります。
【2つ合わせて10万円以下も】おすすめの結婚指輪
レガンは札幌を中心に展開する、ブライダルジュエリー専門店です。日本有数の老舗ブライダルジュエリー工房へ直接オーダーを行うためコストを抑えて適正価格で提供しています。豊富なデザインと、多様なアレンジができる高い技術が好評です。 レガンでもお求めやすい価格の結婚指輪のご用意がありますので、いくつかご紹介します。
centauree(ソントレ)
2本で99.000円〜(税込、2023年12月時点)。素材はPt900で、シに刻まれた溝が印象的なデザイン。婚約指輪やファッションリングと重ね付けしても相手の邪魔をしません。
capucine(カプシーヌ)
2本で99.000円〜(税込、2023年12月時点)。素材はPt900で、リングの中心に細く走るラインがシャープな印象。女性用はラインの上下にダイヤがついており、コストパフォーマンスも申し分ないです。
pisello(ピセロ)
2本で151,800円〜(税込、2023年12月時点)。素材はK18PGです。肌馴染みのいいゴールドと、リボンを捻ったような、真ん中で摘んだような、アクセントのきいたデザインが魅力的です。
sonrisa(ソンリッサ)
2本で¥154,000〜(税込、2023年12月時点)。素材はPt900で、外して置くとハート形に見える、緩めのVカットが印象的。女性用にはメレダイヤが複数入っており、結婚指輪でありながら婚約指輪かのような華やかさをもちわせています。
aveuglante(アヴグラント)
2本で165,000円〜(税込、2023年12月時点)。素材はPt900で、表面に付けられた菱形のカットワークが印象的で、プラチナの美しさが引き立つデザインです。石が入っていないため、ファッションリングとも組み合わせやすいです。
レガンで指輪をご購入頂いたお客様の声
結婚指輪で迷ったら専門店へ
ここまで、安い結婚指輪がダメと言われる理由、結婚指輪を割安に準備する方法をみてきました。
安い結婚指輪がなぜダメと言われるのかはわかったけど、やはり結婚指輪に関するルールがよくわからない人は、是非専門店へ相談してください。
レガンは札幌を中心に展開する、ブライダルジュエリー専門店です。
日本有数の老舗ブライダルジュエリー工房へ直接オーダーを行うことで低コストを実現し、適正価格でお客様にお届けしております。
豊富なデザインと、多様なアレンジができる高い技術が好評です。
結婚指輪で迷ったら、ぜひ一度レガンにお越しください。専門知識のあるスタッフが、アドバイスさせていただきます。
監修者
北海道に店舗を構えるブライダルジュエリーレガンの編集スタッフが、婚約指輪や結婚指輪などの情報を発信しています。
本記事が初めて婚約指輪や結婚指輪を購入する方の後押しになれればと考えています。
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